ジオラマ模型 おもちゃ箱の日々 こんな物ありますか???

そろそろ街はクリスマス一色になりますね。
こんな時はジオラマにも何かクリスマスらしいストラクチャを加えたい物です。

先日Y様から「Zゲージに使える、光るクリスマスツリー探しています。」とお問い合わせがありました。

お話をお聞きすると、「雪景色に置く数センチの高さのLEDで点滅するクリスマスツリー」をお望みでした。

さて、LED、点滅、クリスマスツリー、Zゲージのキーワードを考えると・・・まずツリーですが、雪景色に映えるツリーなら、ちょっと大きめの樹木を使いましょう。

手元の在庫に良い物がありました。



そばに置いているのはZゲージモデルカーです。
ちょっとゴージャスなツリーと言うことでサイズはこれにします。

さて、次は電飾ですが、やはりクリスマスツリーなのでLEDが点滅するのがいいですね。
LEDはツリーの大きさからすると、3mm砲弾型などは大きすぎるので、1608LED(1.6mmX0.8mm)にします。色は赤、緑、白を使います。
ツリーのトップには星の代わりにLEDの白色をつけましょう。

いよいよ次は点滅回路です。
実は次の新製品用に製作していた点滅回路がありましたので、それをちょっと手直しして、5個のLEDが点滅する基板を作りました。
配線しやすいようにコネクターを差し込むだけ良いようにしました。



電源は電池で簡単に駆動できるよう6V対応としました。
PICマイコンに点灯パターンをプログラムしてあります。

さて、後は組立ですが、LEDは配線付1608を使うので、配線は簡単です。ツリートップの白以外、残り4個をツリーの適当な位置に配置して、LEDの配線をツリーの内部にしまえば配線はOK。

ツリー土台に小さな穴を開け、1608LEDの配線を通し、その先端に基板に取り付けられるようにコネクターを付ければ出来上がりです。

それでは電池をつなぎスイッチを入れます。
こんな電飾ツリーになりました。

電飾ツリー動画

LEDをもっとたくさん取り付ければ良いのにと言うお声もあるかもしれませんが、周りを暗くすると1608LED5個の点滅はかなり目立つ電飾となりますので、5個くらいが適当かと思います。

また、キラキラしたモールや飾りをツリーに付けると、それが適度に反射してきれいな電飾となります。

これで楽しいジオラマクリスマス風景が作れますね。

Y様が望んでおられるツリーに少しは近づけたでしょうか。
気に入っていただけると良いのですが・・・

ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

ショップお問い合わせ

ジオラマタウンには何と言っても車は大事な要素です。 
もちろんあると無いとでは大違いのストラクチャはいろいろありますが、車が無い街はどうも落ち着きません。

皆さんは模型ショップで、車がいくつか入ってセットになった物をお買いになったり、好きな車種を狙って探したりしていらっしゃると思います。

でも中にはとても思い入れの深い車種があって、ずっと探していたと言われる方もいらっしゃいました。

「店長、お願いがあるんですけど・・・」

「まあ、ほかならぬMさんのお願いなら・・・恐いけど・・・」

「僕は大のミニクーパー好きで、乗ってる車もミニクーパーだし、ジオラマにもミニ置きたいと思ってるんです。」

「ミニ探せってか」

「もちろん自分で頑張ってNゲージのミニ探したんですよぉ」

「でも”MINITRIX 15201 ミニクーパー8台付き搬送車両” とかしかなくって、搬送車両付きで20,000円近く出さないと手に入らないんです。」

「ミニのオンパレードじゃなくて、自分の街に1〜2台置きたいだけなんですが、何とかなりませんか」

「何とかならないって言うのは安いヤツ探せって事だよね〜」

「・・・と言うか、それ以前にNゲージ・ミニクーパーってあるんかいな。それも1〜2台パックで安くだとおぅぅ・・あるかそんなもん」

「ダメですか???・・・・・・どらえもんポケット店長」

「・・・・・・まかせなさい」

という事で持ってきましたNゲージミニ。
赤と青の2台セットなのですが、そのまま使うも良し、改めてブリティッシュカラーに塗るも良しです。

ヨーロッパの街並みペーパークラフトシリーズの前に置いてみました。



「店長、 良いですねぇ〜。 やればできるじゃないですかぁ〜」

「何を偉そうに・・・・感謝しなさい」

「あれっ、店長。 これ何か変ですよ。」

「えっ、何、なんか間違えたかな?」

「店長ぉ〜。 このミニのそばにいる人形ですけど、やけに小さくないですか? 建物に比べて・・・これってもしかして・・・」

「げげげっ、間違えたぁ。 ミニクーパーがあんまり小さいので、Zゲージ人形置いても〜た。失礼しましたぁ」

「後でショップの写真も差し替えときますデス。」

「でもミニクーパーとZ人形だけ見てると、ピッタリ行けちゃうよね。さすがはミニだよね〜いやいやミニ素晴らしい!! ミニミニっ、あはは」

「店長、それってミニミニじゃなくってミエミエです」

「・・・・・・・・・・」


「Nゲージ・ミニクーパーありますか」 「なさそうで、あります。」



 

 
10月1日のブログ「LEDをどうやって使うのかわかりません」の中で、アルミフォイルを使って光漏れを防ぐ事を書きました。

ところが「アルミフォイルを使ったけれど、うまく貼れない」「アルミフォイルが接着できない」などのお問い合わせを頂きました。
そのため、今日は「アルミフォイルを使った遮光シートの作り方」をお話します。

さて、そもそもLEDで建物を電飾した時、遮光をしないとどうなるでしょうか。

例えばストラクチャの屋根の内側にLEDをつける場合ですが、屋根の厚みが薄かったり、比較的明るめの色彩ですと・・・

天井の裏にLEDを取り付けます。



すると、表の屋根側から見るとこんなふうになります。



LEDの光り方そのまま、屋根に透き通ってしまいますね。
これではせっかくの電飾が台無しです。
これを防ぐには、光漏れ(遮光)対策が必要です。

それでは、まず光漏れを防ぐ使う遮光シートを作りましょう。

「なぜ遮光シートを作るのか・・・・模型店で買えませんか?」

「模型店で売ってないんです。仮にあっても模型用ではないので、恐ろしく高いです。」

なので簡単ですから、作りましょう。

アルミフォイルを使うのは、遮光性が高いことと、アルミの反射光で、より明るく電飾できるためです。


用意する物 ; アルミフォイル、両面テープ(幅40mmくらい)




この材料を見ると、どのように使うかはご想像がつくと思います。
建物をよく製作する方は、このシートをまとめて作っておくと便利です。
両面テープは幅40mmくらいが一番便利だと思います。
100円ショップでもよく売られています。

さて、加工です。

1.両面テープを80mm位の長さに切ります。この長さは自由です。
  ご自身で遮光したい面積や、使いやすい大きさにしてください。
  とりあえず80mmで作ります。

  同じくアルミフォイルも、両面テープより少し大きめに切っておきます。

  アルミフォイルの光沢がない側に、両面テープを貼ります。
  この際少しくらいシワになっても全く問題ありません。

  

2.貼り付けたら、両面テープの少し内側(2mmくらい)でカットします。この「少し内側」がポイントです。
  特にカッターナイフで、両面テープのフチサイズピッタリや、大きめにカットすると、アルミフォイルが破れてしまう事があります。
  
  

   
3.これで遮光シートは完成です。 あとは必要な大きさにカットして、遮光したい部分に裏の剥離紙を剥がして貼るだけです。

    


4.今回のサンプルは、屋根の隅に合わせて貼りました。
  そのため屋根の枠部分は光が透けるようになっています。

  もしこれも遮光したい場合は、屋根のコーナー部分に重ね貼りをして完全に遮光します。
  遮光として貼る時のコツですが、コーナーなどは漏れが起きないように、少しずらしながら「重ね貼り」をします。

  BEFORE

  

  AFTER  

  

重ね貼り例
  

これで、LED電飾の遮光はできました。

これでいろいろな建物を電飾して、夜景の街を楽しみましょう。

「光漏れってどうやって防ぐんですか」 「アルミフォイルでふさぎます。」 


模型電子部品ショップ MSRは、その名のとおり模型・ジオラマに使用する製品を中心に販売しているのですが、時々不思議な物がお店に出てきます。
もちろん使い方次第で素敵なジオラマができるのですが・・

「店長、模型人形あったよね」

「ありますよ。 座っている人とか、通行人とか、ジオラマにたくさん置くにはお買い得です」

「じゃなくって、もっとメルヘンチックなやつ」

「・・・・・・・・・」

「クリスマスが近いので、手作りミニジオラマをかーちゃんにあげようかと・・」

「でないと、【また模型にお金使って〜】なんてやられんだよぉ」

「かわいい手作りミニジオラマでも作ってプレゼントすれば、機嫌が良くなってこれからも模型が買えるかと思うんだけど」

「でも、オレ、デザイン力ないから、女の人が喜ぶジオラマなんてわかんないんだよね」

「それにプ●イザー人形だと精密なんだけど、ちっちゃ過ぎて、おまけにバカ高い」

「うちの扱いのプ●ライザー模型人形安いですよ。直輸入だから・・」

「でも、店長、メルヘンチックないじゃん」

「それじゃあね。ちょっと良いアイデアがあるんですけど・・・」

「実は、ひょんな事からやって来た、ブツがあるんです・・・・」

「どんなの?」

「かなり精細な作りで、かわいくて、メルヘンチックで・・・で、ちょっとブランド品」

「???」

「こんなんです・・・」


「おおぉ〜、きゃわいい〜・・・が、店長なんでこんなんMSRにあるの?」

「実はね、クリスマスが近いでしょ。それで何か使える素材はないかな〜って探していたら、付き合いのあるイギリスのショップから、これ売らないかって・・・」

「DEPARTMENT56ってブランドでけっこう人気あるんです。」

「店長、このまま飾っておくのもかわいいけどさ、俺たち模型親父としては、なんかひと工夫いるんじゃないの??」

「そこなんですが、これってフツ〜にミニジオラマ作って、置くだけで絵になりませんか?」

「そうか〜。バックにあり合せの樹木植えて、道路は雪のフレークかけりゃ出来上がり。それなら俺でもできるかも。」

「今、ジオラマ作ってる時間がないので、とりあえず置くだけって感じでバックに試しに洋風建物置いてみました。」




「およよ、建物だけでも雰囲気出るね」

「でしょ。なのでちゃんと100円ショップのプラスチックケース使って、ミニジオラマ作ってあげたら素敵って喜ばれますよ。」

「よっしゃぁ〜。これで作ってかーちゃんにプレゼントしよう。かーちゃんの機嫌がよくなりゃ・・」

「【24系寝台特急北斗星】ゲットぉぉ〜」(← 5万円超)

「それって作戦に激しく無理があると思うんですけど・・・」


クリスマスミニジオラマに最適





 

 
先日のブログにポリウレタン被膜線のお話をしたところ、「あんな細い線をどうやって使うのか」とお問い合わせをたくさん頂きました。

それで今日はその続編として「使い方」のお話をします。

ポリウレタン被膜線は、0.1mm、0.16mm径など、ほとんど髪の毛と同じくらいの直径の極細配線材です。

そのため、非常に狭い場所や、細い隙間でも配線できます。
また、瞬間接着剤が使用できるため、配線がとても楽です。

ただし欠点として、「非常に絡みやすい」と言う点があり、特に輪状にまとめた場合、一度絡むと大変な忍耐を持って解く必要があります。

余談ですが、当ショップMSR以外でも、ポリウレタン被膜線を販売している店がありますが、どうしたわけか全て輪の状態で5mも巻いて売っています。
あれは一度絡むと、きれいに延ばして使う事は不可能になってしまうこともあります。

当ショップのポリウレタンは被膜線は全て板状の台紙に「直線」で巻き取ってありますので、まず絡む心配はありません。

では輪にして巻き取ると何が問題かと言うと、巻いた線をパッケージから取り出した時は良いのですが・・・




いざ使おうと線を解くと、弾性も手伝って、あっという間にこうなります。



注意はするとのですが、とにかく細い線なので、次々と輪ができてしまい、当然「延ばして使う」ので・・・・・



局こんな小さな輪がたくさんできてしまいます。
こうなるとその修正には、「気の遠くなる時間と壮絶なる忍耐」が必要となります。
またこのヨリが原因で線が切れてしまうこともあります。
ちなみに左に見えるのはボールペンの先です。

ですので、ポリウレタン被膜線を販売される方は、使用する側のユーザーを考えて、輪に巻くのは避けたほうが・・・・・(←また余計な事を言って怒られるのに〜)

さて、ポリウレタン被膜線の使い方に戻りましょう。

まず扱い方のご注意から、これさえ守ればこんな便利な配線材はありません。

 

(1)ポリウレタン被膜線は髪の毛ほどの太さで大変にしなやかですが、絡みやすい材料です。 必要な長さを切り出した場合は、テープで仮止めするなど絡みを防ぐようにしてください。

 

(2) ポリウレタン被膜は瞬間接着材で接着できますが、一度接着した部分を剥がすと皮膜も取れてしまうので、ご注意下さい。

(3)ポリウレタン被膜線は極細ですが、被膜を充分に取りませんと、接触不良などを起こします。 充分に被膜を取ってください。

特に、被膜をしっかり取るのは重要なポイントです。
それでは被膜の取り方のコツです。

被膜を取るには下記の3つの方法をお勧めします。

(1)紙ヤスリで被膜を削る


ポリウレタン被膜線を指で押さえ、紙ヤスリで一定方向に軽く撫でるようこすります。
紙ヤスリを使う場合は#240以上の目の細かい物をお使いください。

 この際強く擦ると切れてしまいますのでご注意ください。
その後ポリウレタン被膜線を一度180度回転させるようにし、再び紙ヤスリで反対表面を擦ります。
細いのですが意外と反対側の被膜が取れていない事が多いです。 


 


 この「180度ひっくり返し」がコツです。


(2)ハンダごてを使う

ハンダごてを充分熱して、金属表面に置いたポリウレタン被膜線にハンダのこて先を あてます。 
ハンダごてが充分熱していれば、数秒間あてれば充分です。
同様に線を回転させて充分に皮膜を熱で溶かします。

(3)溶かしたハンダを利用する

これはハンダをお持ちの方にはお勧めです。
より確実で簡単です。
充分に熱したハンダごてに、ハンダをひと盛り乗せます。 
必要な長さ分、溶かしたハンダにポリウレタン被膜線をくぐらすように、ゆっくり前後に数秒動かします。
こうすることで、被膜を溶かしながら配線表面にハンダ被膜を作ることができ、導通をより確実にし、配線も楽になります。
 


 

被膜を取った後の配線接続

下図のように、導線に被膜膜を充分に取ったポリウレタン線を巻き付けます。

そのため、抵抗の足など導線につないでから他の配線につなぐ方が作業しやすくなります。
皮膜を取ったポリウレタン被膜線をそのまま他の配線につなぐこともできますが、細いため、よりにくく、切れやすくなっています。




ハンダごてがある場合は上図巻線部分をハンダします。
ハンダが無い場合は巻きつけた後、絶縁テープで止めてください。

ハンダを使用する場合は、被膜膜を取らず直接導線に巻きつけてハンダすることもできます。

その場合は、ハンダが溶けた後も引き続き1〜2秒ハンダコテ先をあてて皮膜を確実に溶かしてください。

 
被膜取りや配線は、一度行えば慣れてしまいます。
極細で配線が目立たず、瞬着も利用できるポリウレタン線をぜひご自身のジオラマや模型作りにお使いになってはいかがでしょう。


「こんなに細い線をどうやって使うんですか」 「こうすれば簡単に使えます」



ポリウレタン被膜線各種


 

 
以前にも書きましたが、とにかくZゲージ情景パーツの少ない事。
私の知り合いのZゲージクラブでも、集まるたびにこの話題です。
そのため、皆さん何とか自作で、といろいろな物を手作りで作られます。

ジオラマは何でもかんでも既製品を買って置けば良い、と言うわけではないと思いますが、特にZゲージはサイズが小さいゆえに、微細な加工が必要になります。

それも楽しみのひとつとおっしゃる方もいらっしゃいますが、現実つくるのに苦労するのは事実です。

先日そのZゲージクラブのEさんから「消防車をMSRさんのショップでは見ているのですが、消防署ってありませんか」とお問い合わせを頂きました。

Zゲージのキットで、消防車や救急車など扱っているのですが、確かに消防署はお店に出していませんでした。

Eさんがおっしゃるには、

「そんなに大きなジオラマの街ではないのですが、いろいろな物を凝縮して作りたくて、それで消防署も置きたいんです。」

「ところがあちらこちら探したのですが、第一にZゲージの消防車そのものがないんです。」

私もZゲージの自動車を探している時、結局日本にはなくて、懇意にしていたアメリカの模型店に頼んで消防車のキットを扱い始めました。

それが下記の写真です。
部品点数はわずか5点で、金属のはしごもついていて、5分で組み立て完了です。日本各地の消防署用に塗装すると全く違和感がありません。
とにかく嬉しいのはZゲージサイズって言うことです。



これで「よしよし」と思っていたのですが・・・・

確かに・・・消防車があっても消防署がない・・・
まあ、ちょっと経験のある方なら、プラ板で作ってしまわれるのでしょうけれど、私みたいに造作センスがない輩には無理難題。

と、なると探すしかない。

日本にないのはわかっているので、アメリカの模型屋さんに連絡を取り、送ってもらいました。

それがこの消防署キット



基本的には四角と直線の部品ばかりで、瞬間接着剤で接合できるので、組み立ては簡単です。

ここでちょっと気がついた事が・・・

「消防署って、何か高い塔みたいなものがなかったけ??」

実はそれは子供の時の記憶で、最近の消防署は衛星画像や、消防監視システムなど最先端の機器が導入されていて、いわゆる「火の見櫓」のような高い塔は必要がなくなってきているのだそうです。

「し、し、知らなかった〜。いまでもてっきり塔があるのかと・・・(無知)」

そのために、設計はアメリカ製ではありますが、組み立てると結構日本の街にも馴染みます。

塗装して消防車を入れるとこんな感じです。
地方都市の雰囲気には良いかもしれません。
消防車も2台入ります。




アメリカや欧州には、いろいろ楽しいZゲージ情景品や用品がたくさんあるので、今後も増やして行きます。ご期待下さい。

ところでEさん、消防署はいかがでした?

「店長、大事なこと忘れてました。 人がいないんです。 消防士さんのZゲージ人形大至急探してくださいっっ。 これでは消火活動ができません!!」

「・・・・・・ 探しますよぉ・・そのうち」



 

 
実は今まであまり触れていない話題があります。

当ショップの模型交通信号機を何セットも使っていただき、ジオラマタウンを製作されたSさん。

忙しい仕事の中で、いろいろな材料を集め、少しずつ手作りで製作し、長い時間を掛けて、本物と思えるようなジオラマタウンを作り上げました。

その仕上がりは素晴らしく、当ショップのサイトでもいくつかの完成写真を作品例として使用させていただいていました。



本当に街が動いているような錯覚を感じてしまう出来栄えです。
街の中を歩く人々も自然でした。
その時は、「今後もいろいろな部品を使ってレイアウトを増設します」と楽しげに話していたSさんでした。

ところが、あの日3月11日、Sさん宅に激しい揺れが襲い、そして各所で多大な被害が発生しました。

地震から数日後にSさんに安否を尋ねるメールを送った後、しばらくしてご家族全員が無事であったことと、乾電池がどこにもないので、探して欲しいとのメールが返ってきました。

そのメールには何と「もうひとつの被害」の写真が添付されていました。



せっかく長い時間をかけて作り上げた街が全て倒れ、信号機を押し潰し、併設する線路も曲がり、駅舎も壊れてしまいました。
このような写真を見て、何と言っていいか言葉が見つかりませんでした。
Sさんにとっては二重の辛さであったと思います。

とりあえず手元にあるものと、何軒かの電気店を探し、乾電池をお送りしました。

その後のメールの中では、「自分にはジオラマを直す気力がありません」と書かれていました。
いつかまた、「元通りに直す気持ちが出てくれれば」と思いましたが、その時点では無理な事だとわかっていました。

今日、実は久しぶりにSさんとお会いする事ができました。

「また、ジオラマを再開する事にしました。 と言うよりは新たに新しい街を作ると言った方が良いかもしれません。」
Sさんの口から出た言葉です。

Sさんもやっと新たな方向に気持ちが向いたようで、わたしもひと安心です。

できれば信号機などは修理をして、再び使っていただく事も考えています。今度はもっと電飾を増やして、夜もにぎやかな街にしましょう。

また、再び素晴らしいジオラマタウンができるように、応援しています。

「復旧できるでしょうか???」  「必ずします」











ジオラマを作るとき、ふっと海岸や海辺の風景を作りたくなるときがあります。遠くに灯台が見える風景と夕日は良いですね。
 
鉄道模型となると、何となく都市の風景や、田園風景が多くなり、「海を眺める」風景を忘れてしまいます。

「灯台の光を再現できるようなLEDはありませんか」

こんなお問い合わせを頂きました。
いつも(?)の「店長、作ってよ〜」とおっしゃる皆さんとはちょっと違ったシニア紳士のK様。

と、言ってもいつものY様、いつものK様が紳士じゃないって言うわけではないんです。 ちょっと強引で、無理強いするだけのことです・・・・(すんません !)

さて、紳士のK様は、ご自身のジオラマに灯台を設置されたいとのこと。
最初は回転する仕組みも考えられたのですが、構造がむずかしく断念され、LEDでその光を再現されたいとお問い合わせを頂きました。

灯台の光はご存知の通り、「光波標識」である強い光源を持った明かりが回転します。
遠くで見ていると、その回転は見えず、チカッチカッと言う感じで光が点滅しているように見えます。

そのため、模型灯台でその光を再現しようとすると、LEDを点滅させれば良いと言う事になります。

ところが、問題はその点滅方法で、まず手元にあった「自己点滅型LED」を使用してみました。

ところが、LED自身に制御回路が入ってるタイプで、電池をつなぐと自分で勝手に点滅はするのですが、点滅速度(間隔)が早すぎて、どうもしっくり行きません。

さらに内蔵制御回路の関係で、電圧によって点滅したりしなかったり。 サンプルとしてお送りしたのですが、K様も「ちょっと速すぎですね」と同意見でした。
おまけにパワーパックによっては点滅しないで、点きっぱなしのものもあり、どうも使えません。

と、なれば「ドラえもんポケット」の私です。他の方法を考えましょう。

で、考えたのが、やはり電子部品を使った回路を利用して、遠くで見る灯台の光らしい点滅をさせるということです。

そこで組み立てたのが、コンデンサを利用し、ある一定時間かけて、ためた電気を放出する仕組みを使った基板です。
これを使ってLEDをつなげば、遠くで見る灯台の光に近いものができると思います。

ついでにLED1個ではなく、3個まで使用できるようにしましょう。
それと電源は3VでLEDを抵抗無しで直結できるようにします。
そのため、ほとんどの超小型LEDに対応できます。

で・・・、完成品を使って光らせてみたのが、これ。
灯台に取り付け、背景を使って、夕暮れに点灯する灯台の雰囲気を作ってみました。
私としては点灯の間隔も、光り方もちょうど良いような気はしているのですが・・・・・

LED点滅回路を使用した灯台の風景

 


何とか行けそうかなっと思い、即刻商品化。
灯台の先端に取り付けられるように、ドーム型1.8mm小型LEDと、スイッチ、電池ボックスも付けた、すぐに使えるフルバージョンにしました。
明日はお問い合わせいただいたK様に連絡してみようと思っています。
ご希望にそえるといいなぁ。


「模型灯台に使えるLEDってありませんか」  「作っちゃいました」

模型灯台用LED点滅回路

 
 
駅のホームでは毎日何十回とアナウンスが流れます。

「電車が参ります。黄色い線までお下がり下さい」
「列車が発車します。お見送りの方はご注意下さい。」

と、言うようないつも聞くお知らせから、時には
「14:30分到着予定の列車ただ今遅れが出ております。お急ぎのところご迷惑をお掛けします。」などのお知らせも流れます。

実は前から、「これってジオラマに組み込めないかな」と思っていました。
例えば模型の電車が近づいてくると、「3番線列車が参ります。ご注意下さい」なんてホームから聞こえたら、絶対リアルになると思ってました。

ただ、回路にいろいろな仕組みを考えないといけないので、「そのうち」と思いながら時間が過ぎるばかりでした。

で、だいぶ前から温めていた案を、少しずつ実際に作り始めた矢先に、「ど〜して、見透かしたように連絡してくるのでしょうか。このKさんは〜っ」

「Hi、て〜んちょ。元気?」

「何がHiですか」

「なんか面白いこと考えてるでしょ」

「・・・・・・・」

「ほら、やっぱり」

「おせ〜てくださいよ」

「いやです。まだ計画段階です。教えたらすぐ作れって売ってくれって言うでしょ」

「な〜んだ。そんな事心配してるんだ。 大丈夫だよ。ちゃ〜んと待ってあげるから、2, 3日だけど」

「勘弁してくださいよぉ」

「とにかく教えてよ」

「仕方ないなぁ・・・・実はね。電車がホームに近づくと、駅のホームからアナウンスが流れるシステムなんです。センサーとレコーダーを組合せたもの。」

「もちろん電池入れるだけ、いつものとおり、電気の知識なんてな〜にも必要ありません。」

「それで一番のウリはね。本物の駅のアナウンスでも、なりきり駅長さんの自分の声でアナウンスしても、とにかく自由に音声を録音できて、列車が駅に近づくとそれが流れるんです」

「それは面白いけど、本物の駅のアナウンスとか自分の声って、どうやって録音すんの」

「それはね。簡単なんです。 今メールで写真送ったんですけど、その写真の手のひらに隠れるくらいの大きさの黒い箱に丸い物がついてるでしょ。」
「これはマイクで、駅のホームでね、音のするほうに向けて、箱の裏のボタンを押すだけで録音されちゃうんです。」




「で、予め駅のホームの屋根裏につけた付属のスピーカーにつなげばOK」
「それで、付属のセンサーがあるので、それを列車の通るところへ設置すれば・・・・あとは電車が近づけば駅のスピーカーから、録音した本物のアナウンスが流れるってわけです。」

「で、これは何回でも録音できるので、時々アナウンス変えて遊べると言う楽しみもあります。」

「ふ〜ん。 で、実験したわけだ。」

「そうです。完璧でした。」

「と、言うことはねっ。 店長おおっ、 駅アナウンスシステム完成してんじゃん」

「・・・・げげげっ、しまったぁ。 しゃべっても〜た」



「駅のアナウンス作れます???」 「作ってるのバレました」

来月発売予定です・・・







 
当ショップPLUSDIO製品シリーズの「ジオラマ用光る模型看板」には、ご自身で作られたシールを貼るだけで、オリジナル看板ができてしまう「無地看板」があります。

・・・・・にもかかわらず。 来るんだよな〜。 いつものパターン。

「店長、オリジナル光る模型看板って作れるんだよね。」

「もちろんウチには光る模型無地看板がありますから」

「じゃなくって、全くのオリジナル、で、小指の先よりもちっちゃ〜なヤツ、厚みは1mmくらいかな。そんで取り付けは、貼るだけって簡単にしてね。」

「またまたご冗談を〜あはははははははは〜〜・・・・・・・

「いや、本気。レイアウトにイタリアンレストラン置きたいんだよね。デザインはあるよ。これで作って」

「げげげっ、どんなんですかぁ」

「こんなんだけど、手持ちのストラクチャの入り口に貼りたいんだよね」




「できないの?」

「・・・・・できます」

「でもね、条件があるんだ」

「またまた、この上、これ以上ですか・・・・・」

「できあがったらMSRの光る看板シリーズに入れてよ」

「出来栄えしだいで考えます・・」

「それって店長の腕次第って事だよね。 良いデザインだろ。」

「それも含めてですっ !!」

と、言うわけで、できました。




ちっちゃくても、しっかり光って夜景に華を添えます。




良い出来なので、看板シリーズに加えることにしました。
お客様からのリクエストは、大事にしないと・・・・

と、言う事で他にもいろいろ作りました。
これは楕円形ビストロ看板で、高さは10mm





「オリジナルデザインの光る看板作ってくれませんか???」 「できます。」

「洋風のオリジナルデザインもっと欲しいな〜」


PLUSDIO 光る模型看板 


PLUSDIO= ひとつプラス(PLUS)して、ジオラマに(Diorama)をもっとリアルで楽しい模型に、と言う模型電子部品ショップ MSRのオリジナル商品ブランドです。