それは「公園のベンチ」です。
それもまたまた30分の1サイズです。
いやぁ〜、どんなふうに作ろうか・・・・
Nゲージなら小さいので、結構省略してもそれなりの見栄えはするのですが、30分の1となるとそうは行きません。
それなりの見栄えも必要でしょう。
かと言って、作り込み過ぎれば手間もコストも増大ですから、それでは社長はうんと言われないでしょう・・・・
この辺のさじ加減がむずかしいのが模型です。
でも何とかやってみましょう・・・・・どらえもんポケットのMSRです。
「タラララッタラ〜ン、1/30 こ〜えんベ〜ンチ〜」でポケットから出しましょう。
材料も木材やプラスチック系など検討しましたが、比較的楽に精細な加工ができる、金属を使用する事に決まりました。
それで出来上ったのがこれです。
なかなか良いではありませんか。
背もたれのカーブが良いでしょ。
塗装をして、1/30の模型フィギュアを座らせると・・・・
良いですね〜。 雰囲気出てますよ〜。
ちょっと右のお二人がケンカムードっぽいのが気になりますが・・・
あとで確認したのですが、1/30の建築模型に使える公園ベンチって無いんですね。
当然あるものと思っていました。
ならばこれを商品化してしまえ〜、とすぐにニッチ商品にするのがMSRの特徴です。
社長、明日発送しますので、お待ちください〜〜。
「1/30 公園ベンチってある??」 「できましたぁ〜」
5月初めには1/50サイズも用意する予定ですが、ご希望の方はお問い合わせください。
模型電子部品ショップ MSR お問合せ
昨日イギリスの取引先模型店から変わったものが届きました。
それはなんと「ハンドメイド Nゲージサイズ 漁船」でした。
いつも「変わった模型パーツない??」が口癖の私なので、取引先模型店のオーナーが探してくれたものです。
実は先月この模型店と連絡を取った時に・・・
「君はいつも、よそで売っていない物を仕入れたいと言っているから今度は変わった物仕入れてみるからね」
・・・・とオーナーが言っていたのを思い出しました。
とにかく物を確認とばかりに開けたのですが、「こっこっこっこれは〜」とニワトリになってしまいました。
それがこの写真です。
まさにハンドメイドですが、その割には妙に重量感と、迫力があります。
英国製だからですかねぇ・・・
船首に置かれたロープやウインチはけっこうリアルに作ってあります。
今までこんなハンドメイドNゲージパーツは見たことがなかったので、正直驚きではありますが、意外と貴重品かもしれません。
操舵室が白いタイプもあります。
手持ちのNゲージ人形を置いてみましたが、ぴったりサイズです。
ジオラマの港や海に置いてみると、実に味のあるジオラマができそうです。
せっかくなので、ショップに並べました。
ご興味のある方へお譲りします。
「ハンドメイド英国直輸入のNゲージ漁船がありましたぁ」
模型ジオラマの電飾は日を追うごとに盛んになってきます。
でも、まだまだメーカー主導で、「こんなことしたい」に対応するニッチ製品がなかなか出てきません。
それはそうですね。 大手メーカーは「大量販売」が目的ですから、そんなニッチは相手にしてくれません。
そんなことを考えていた2ヶ月ほど前、以前LEDをお買い上げいただいたT様よりこんなお問い合わせをいただきました。
「ジオラマタウンの町工場の雰囲気をだしたいんですけど・・・・」
「以前海外か何処かでジオラマを見た覚えがあるのですが、建物の中で、ジジジッて実にリアルな溶接の光が光っていたんです。」
「あれを自分のジオラマにも取り付けてみたいんですが、どうすれば良いでしょうか。 LEDを点けたり消したりではダメですよね・・・」
「そのと〜りなんです。
溶接の光をリアルに再現しようとすると、ランダムっぽくLEDを小刻みに点滅させて、その上、光の強弱を付けなければ本物に見えないんです。」
「ぜひ作ってくれませんか? どこを探しても無いんです。」
どらえもんポケットを自負する私です。
作りましょう。ニッチ大好きです。
「どうせならできるだけ小さな回路にして、いくつかパターンを作って、いろいろなシーンに使えてどこにも組み込めるようにしましょう。」
「ついでに極小LEDから砲弾型まで、つなぐだけで使えて、LED初心者の方でも簡単に使えてしまうようにしましょう。」
「でね、どっかのショップみたいに、(専用電源・専用コネクタが必要です)なんて言わないで、超汎用に作りましょう。」
それで、できたのがこれ。
回路は1円玉より小さいです。
実際にはLEDをつなぐ配線と、電池をつなぐ配線は付けた状態でお届けするので、ハンダなど無しでもすぐ使用できます。
チビですが、この中にはLEDをコントロールするソフトが詰まっています。
T様のご希望の溶接の光を再現してみたのが下記の動画です。
ついでにふわっと点滅するタイプも使って、アセチレン溶断も設置してみました。(右側)
LEDが瞬くミニ回路なので、そのまんまでBlink Mini って言う名前で商品化しました。
「町工場の溶接の光を再現したいのですが・・・・」
「いろいろ作っちゃいましたぁ」
Blink-Mini LED点滅回路シリーズ
いつもお客様からの「こんな物ありますか」を題材にしてきましたが、今日は当ショップのお話です。なので「番外編」です。
ウェブショップにとってお客様の次に大事な物があります。
それはパソコンです。
パソコンには商品データ、売上げ記録、顧客記録、など重要データはもちろん、新製品案、試作品、回路図等秘密(?)情報がぎっしり詰まっています。
もちろん万一の場合の対策で、毎日朝10時と夕方5時に、重要データーを自動でサーバーディスクに2重にバックアップを取っています。
ところがです。
ずっと使ってきたXPマシンが最近とんと言うことを聞かなくなりました。 今までそんな事で考え込むハードディスク君ではなかったのに、何をしているのか長考の末、フリーズ。
先日はまさかの突発的ブルースクリーン 2連発。
その次の日は画像ソフトを立ち上げて、さて写真を、とマウスを動かしたとたん「終了します」画面が出てソフトは自ら退出あそばしました。
自作機として当時最高のスペックで作り、今までもディスク管理はいろいろやってきたのですが、よる年波には勝てないのでしょうか。
突然クラッシュして大騒ぎするより、転ばぬ先の杖(すでに転んでますが・・・)です。新しいマシンに代えることにしました。
もちろんXPマシンなんてないよな〜、でもウインドウズ7なら何とかソフトの互換性も保てるかも・・・・・
甘かった・・・・・・
XPソフト互換を保てるバージョンのウインドウズ7搭載機は無し。
あとは100%ウインドウズ8搭載機種しかありません。
コロコロと新OSばっかり売りやがるメーカーめ〜、と悪態をつきながら別の店計3店へ。
でも予測していた事でしたが、ぜ〜んぶ ウインドウズ8。
「ななな、何でやね〜ん」てなもんです。
互換性の問題で、使い慣れたオフィスプロフェッショナルも、画像処理ソフトも、当時8万円もした動画編集ソフトも、その他すっごい便利なツールソフトも、全て諦めろってか。ジョーダンじゃありません。
さらに、マルチスクリーンを使い、いろいろ行わなければならない我々には、全く意味のないタッチスクリーン・・・・・て言うかショップのモニターはタッチ対応じゃないし・・・・
と、言うことでこれはBTOしかないとパソコン〇〇とか、ドス〇〇などに「こんなものありませんか」と聞いて回ったが「XP・・・・・ですか??・・・いやぁないですね」とつれない返事。
これなら前回と同じくXPマシンを自作しかない・・・・・でも忙しくてそんな時間がないのだ・・・
その間も既存XPマシンの死は確実に迫っている。
そんな時に、あったんです。思い通りのマシンを組んでくれる個人のお店がありました。
「XPでこんなもの作りたいんですが・・・」
「はい、できますよ。通販でお届けできます。」
「おおおおっ〜」
で、出来上がった多分最高速の部類に入るであろう理想のXPマシンです。
CPU : Core i7 3770K 3.5GHz
ストレージ :OS用SSD 120GB データー用 :2TB
バックアップ用ドック1基
ビデオカード: Geforce GTX650
メモリ:DDR3 4GB
ケース : NZXT H2 Black
OS:Windows XP Professional SP3
速いの一言。今までのマシンって何だったんだっ〜てなもんです。
私の理想のスペックを全て用意してくれました。
今使用しているソフトウエア財産がそっくり移行できますし、何よりも使用環境を何も変えなくても使える事がうれしいです。
仕事用にネットワークレーザープリンターだけでも4台もあるので、それを1からセットアップするのも気が重かったのですが、プリンタードライバ入れるだけで問題なく使えました。サーバーとのアクセスも完璧でした。
これで安心して仕事を進められます。
同じようにXPで困っていらっしゃる方は一度相談されてはいかがでしょう。 製作中の確認試験をビデオで撮って説明してくれるなど、対応はとても細かいです。
ちなみにXPのサポート期間はあと1年です。お早目に。
「こんなXPマシンの最新モデルありますか??」
「ここにありましたぁ」
時々「すごくミニサイズ」のご依頼はありますが、今回はちょっとびっくりです。
「大きな交通信号機ってあります?」
「今あるので一番大きいのはNゲージサイズ 150分の1になるのですが・・・」
「う〜ん、それじゃ小さいな。 30分の1の建築模型に置きたいんだけど・・・」
「えええっ〜」
ご依頼は、不動産会社の社長からでした。 どうも建築模型の住宅の側に交差点模型があるようで、そこに設置したいとのこと。
「でも30分の1と言うと30cmくらいになってしまいますねぇ」
「できないかな?」
「・・・・・・・・ できます」
どらえもんポケット店長の私です。 ポケットから出して見せましょう !!
とは言うものの、既製品であるわけはないので、作りましょう。
で、 これが30分の1模型交通信号機。
やっぱり、でっかいです。
でも寸法から計算すると、このサイズになってしまいます。
日頃NゲージやZゲージしか見ていない我々にとっては、ジャイアント馬場さんです。
今回のご依頼はLED点灯無しなので、ちょっとおもちゃチックですが、信号灯は丸いシールで対応しました。
大きい模型は細部に作り込まないとアラが見えてしまうのですが、この模型交通信号機それなりに作りこんでいます。
ちなみにどれだけ大きいかと言う比較ですが・・・・
右がKATO製Nゲージ交通信号機ですが、超ミニ交通信号機に見えます。
でも、建築模型などに使える30分の1スケール交通信号機は探してもどこにも売ってないと思うので、商品化してみようと思います。
「30分の1 模型交通信号機ってある??」
「あります、って言うか、作りましたぁ」
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
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