2014年の初め、「宇宙戦艦ヤマトの波動砲電飾を作ってください」
(記事 ヤマトの波動砲電飾ありますか)とご依頼を受けて販売を始めた「ヤマト電飾基板」もいまや当ショップのベストセラーのひとつとなりました。
今、その発展形としてヤマト波動エンジンの電飾と波動砲を組み合わせた電飾キットの発売準備をしています。
そんな時、以前にヤマト波動砲基板を以前ご購入いただいたF様よりお問い合わせがありました。
「Fさん、いつもお世話になります。」
「店長、最近物忘れ激しくなっていませんか。アンドロメダ」
「いや、私の記憶は不揮発性メモリーで絶好調ですけれど、アンドロメダ?」
「やっぱり忘れてる。それって電源が切れると消えるダイナミックRAMメモリーでしょう。アンドロメダ」
「もしかして・・・・・アンドロメダ」
「そうですよ。アンドロメダ。アンドロメダ拡散波動砲電飾はその後どうしたのですか」
「おおお〜、いや、あの、その・・」
「お願いしていましたよね」
「・・はい・・いや、その、出来てるんですよ。・ずいぶん前に・・」
「発売を忘れていた、と言うことですね。いつものとおり」
「そ〜ゆ〜ことです。申し訳ありませんですぅ」
アンドロメダは宇宙戦艦ヤマトに登場するアンドロメダ級宇宙戦艦旗艦です。
全長275m、特徴はヤマトには1基しかなかった波動砲が艦首に2基、正確には拡散波動砲と言うヤマト波動砲の2倍のパワーがある武器を備えています。
アンドロメダ
要は、この2連の波動砲の電飾を作ることなのです。
これはヤマト用の電飾基板に2つの256色シリアルLEDを接続して同時に駆動できるようにすれば良いのですが、ちょっとプログラムを変えないといけません。
また、3Vのボタン電池でこの2連の波動砲をちゃんと打てるのか、なんて検査も繰り返さなければなりません。
いろいろ工夫をこらして、やっと完成。
2個のシリアルLEDを基板の接続してできました。
リード線がたくさんになり、ちょっと海の生物みたいです。(笑)
で、これをアンドロメダの700分の1の模型に組み込んで、拡散波動砲 撃て〜、がこれです。
実はなぜ発売が延期になったかと言うと、単に「アンドロメダの模型」が手に入らなかったのです。
話はそれますが、当ショップのBlink-Mini LED回路シリーズは30種類以上あって、いろいろな「動く光」を模型やジオラマに組み込んで再現することでリアルな模型になります。
でも、LEDを点けて光っているだけではみなさん「これ面白いけど、何に使うの?」ってなってしまうのです。
例えばBlink-Miniシリーズの第一号 「鋭いスパークの光」は、火花のようなバチバチッっていう光をLED1個で再現するのですが、最初にネットショップに出したときはぜんぜん売れませんでした。
みなさんご覧になっても「何に使うんだろう」「光っているだけではイメージが沸かない」と仰るんです。
それで、一番ジオラマに使えそうな「工場の溶接」シーンにと、Nゲージの溶接している人形に1mmの白色LEDをトーチ先端に取り付けてビデオで撮影しました。
その上で「溶接の光」として販売を始めたら注文が入るようになりました。
それがこの動画です。
でも問題はさらに発生。今度は「溶接の光」としか売れなくなりました。
そのため今は「鋭いスパークの光 溶接の光などに」としてやっといろいろな用途に使われるようになりました。
だからアンドロメダの拡散波動砲も、最低でもプラモデルに組み込んで写真くらい撮らないといけないと思ったのです。でもアンドロメダの模型の良いものがなくて、延び延びになっていたというわけです。
まあでもF様にプッシュされて、やっとアンドロメダ模型も見つかり、この製品が世に出ることになりました。
忙しい事を理由に延び延びになっている時は、やはりプッシュされないと動かないのが人の常。
実はこのBlink-Mini 極小LED点滅基板シリーズで、出来てるのに世に送り出していない物がまだまだあるんです。
例えばジェット戦闘機のアフターバーナー。
これはジェット戦闘機が離陸する時に、左右のエンジンを交互にふかして赤い炎を出し、その後エンジン全開で飛び立つ様子をLEDの光で再現したもの。
出来てるんですよ〜。回路もプログラムもみんな。
アフターバーナー
でも「ジェット戦闘機の模型を組立てて組み込む」をやってないんです。
サンプル作ってビデオ見てもらわないとみなさん買ってくれないんのだもの・・・・・・
アフターバーナーのプッシュが来る前に早く発売しなくちゃ。