「復旧できるでしょうか???」 「必ずします。」  模型交通信号機

  • 2012.10.09 Tuesday
  • 22:45
 
実は今まであまり触れていない話題があります。

当ショップの模型交通信号機を何セットも使っていただき、ジオラマタウンを製作されたSさん。

忙しい仕事の中で、いろいろな材料を集め、少しずつ手作りで製作し、長い時間を掛けて、本物と思えるようなジオラマタウンを作り上げました。

その仕上がりは素晴らしく、当ショップのサイトでもいくつかの完成写真を作品例として使用させていただいていました。



本当に街が動いているような錯覚を感じてしまう出来栄えです。
街の中を歩く人々も自然でした。
その時は、「今後もいろいろな部品を使ってレイアウトを増設します」と楽しげに話していたSさんでした。

ところが、あの日3月11日、Sさん宅に激しい揺れが襲い、そして各所で多大な被害が発生しました。

地震から数日後にSさんに安否を尋ねるメールを送った後、しばらくしてご家族全員が無事であったことと、乾電池がどこにもないので、探して欲しいとのメールが返ってきました。

そのメールには何と「もうひとつの被害」の写真が添付されていました。



せっかく長い時間をかけて作り上げた街が全て倒れ、信号機を押し潰し、併設する線路も曲がり、駅舎も壊れてしまいました。
このような写真を見て、何と言っていいか言葉が見つかりませんでした。
Sさんにとっては二重の辛さであったと思います。

とりあえず手元にあるものと、何軒かの電気店を探し、乾電池をお送りしました。

その後のメールの中では、「自分にはジオラマを直す気力がありません」と書かれていました。
いつかまた、「元通りに直す気持ちが出てくれれば」と思いましたが、その時点では無理な事だとわかっていました。

今日、実は久しぶりにSさんとお会いする事ができました。

「また、ジオラマを再開する事にしました。 と言うよりは新たに新しい街を作ると言った方が良いかもしれません。」
Sさんの口から出た言葉です。

Sさんもやっと新たな方向に気持ちが向いたようで、わたしもひと安心です。

できれば信号機などは修理をして、再び使っていただく事も考えています。今度はもっと電飾を増やして、夜もにぎやかな街にしましょう。

また、再び素晴らしいジオラマタウンができるように、応援しています。

「復旧できるでしょうか???」  「必ずします」










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