新年明けましておめでとうございます。
今年も模型電子部品ショップMSRをよろしくお願いいたします。
どうした、2日と空けずにブログとは?
いいじゃないですか。心を入れかえたんですから。
さて、新年最初の話題はNゲージモデルカーです。
昨年最後のブログはトイレ話題でスベッたので、反省して良い題材を選びました。
以前Nゲージサイズ精密レトロカーのご紹介をしたことがあります。
このNゲージサイズ精密モデルカーは英国から見つけてくるのですが、人気があり入荷するとすぐに売切れになってしまいます。
なんでそんなに人気があるかというと、日本では作られていない車種のNゲージモデルカーがたくさんあるからなんです。
それもちょっとレトロな車が多く、日本の昭和の風景を作っていらっしゃるモデラーの方も良く買っていかれます。おまけに外国製なのに、日本と運転席が同じ位置にある英国なので、違和感がありません。
さて、モデルカー常連のM様から久しぶりの連絡です。
「店長、レトロモデルカー最近増えたみたいだね、いろいろと」
「そうなんです。実は11月にちょいとイギリスに用事があって行ってきたんですが、ついでに例の模型やさんから仕入れてきたんです。
「ああ、あのジェイソン・ステイサム店長ね」
「そうなんですよ。ひさしぶりに行ってモデルカー以外にもいろいろ仕入れてきました。」
「今、僕はスポーツカーのレトロカーを探しているんだ。良いのがあるかな?」
「任せてください。入荷したての超新鮮なヤツがありますよ。」
「あれ、店長。仕入れたの11月って言ってなかったけ。日がたってるけど」
「いやだな〜。模型の世界では半年くらいでも新鮮なんですよ〜。
けっして忙しくてアップするの忘れてとかじゃないんですよ〜」
「忘れてたんだよね」
「そうです。ハイ」
「まあ、それはさておいて。これなんかどうでしょう。MGロードスターのプリムローズです。」
「いいね〜。これNゲージ?」
「もちろんです。Mさんのジオラマタウンにそのまま置けますよ。」
「僕はこう言う車を持つのが夢なんだよね」
「こっちもいかがです? 同じくロードスター 赤です。MGロードスターとくれば赤ですよね。」
「いいな、いいな、これだよ、これ」
「こう言うオープントップでさ、走りたいなぁ。たまには嫁さん乗せてドライブなんてね」
「Mさん、それ、無いと思います。」
「何で?」
「最近マツダのロードスターなんかオープンカーにおっちゃん一人とか、おっちゃん二人で乗ってるのよく見かけませんか?」
「そう言えば、時々見るなぁ。老いも若きもみんな一人乗り」
「でしょう。何でだと思います?」
「奥方をドライブに誘っても、”日に焼けるし、風で髪は乱れるし、埃は被るし、うるさいし、あなた行きたければ一人で行って” って言われるんですって」
「え〜、だってユーミンは中央フリーウェイで、”肩を抱いて、愛してるって言っても聞こえない、風が強くて”って言ってるじゃないか」
「Mさん・・・何十年前の話をしてるんですか?」
「何だよ〜。じゃあ、僕は自分のジオラマにロードスター赤を置くから良いよ。自分の世界に浸るからいい。これ買ってくよ」
「ありがとうございます。じゃあ検査でアウトになった、髪が乱れてるようなNゲージフィギュアありますから、おまけに付けときますね〜」
「店長ぉぉ」
Nゲージジオラマを製作される時、皆さんはいろいろなストラクチャを配置されると思います。
模型人形、樹木はもちろんですが、重要なプレーヤーに「模型自動車」がありますね。
その中でも「バス」はちょっと目を引くアイテムではないでしょうか。
ジオラマの世界ではトミーテックの「バスコレクション」が良く使用されますね・・・・・
(と言うよりそれしか見かけないから仕方ない、と言う意見もありますが・・・)
ジオラマの街の中をバスが走る事でとてもリアルになります。
そう言えばホントにバスが走るシステムもトミーテックから販売されていましたね。
先月の事、「ジオラマを作る時はぜ〜ったいバスがいる」と言うバス大好きのS様からお問合せがありました。
「店長、Nゲージバス探してるんですけど・・・・あります?」
「Sさん、もちろんありますよ〜」
「あれ、でもSさんバスコレ全セット持っていらっしゃいましたよね。たしか・・・それ使わないんですか?」
「それがね、店長。 今回のジオラマにバスを置こうと思ってバスコレを眺めて選んでいたんだけど・・・・バスコレって良く見るとみんな同じ形してんだよね〜。」
「まあ、塗装デザインとか、ビミョーに車種が違う点はあるんだけど、なんか消しゴムを切ったみたいにみ〜んな長四角でね・・・こんなだよね」
「Sさん、バスコレは基本的に路線バス中心ですから、仕方ないんじゃないでしょうか、形が一緒でも・・・」
「あのさ、何か観光バスで、とにかくカッコイイのってないかな? バスコレマニアのオレが言っちゃあいけないんだけど、路線バスってスマートじゃないんだな」
「でも、プラスチック製の廉価版みたいなヤツは嫌だし。 精密じゃなくっちゃね」
「相変わらずわがままですねぇ・・・・・かっこ良くって、スマートで、精密で、重量感があって、どうせ値段も安くて、よそにはないヤツって言うんでしょ・・・」
「店長、わかってるじゃないですか。 早く出してくださいよ。・・・あるんでしょ」
「わかりましたよぉ。 それならこんなもんどうでしょう。 カッコいいなんてもんじゃないですよ。」
「おおおっ カッコいいな〜。 あれ、これってダイキャスト製? えらく重量感があるし、すっごいリアル、ホントにNゲージ?」
「そ〜なんです。 おまけにこれ英国から直輸入で、その辺で手に入るもんじゃないんですよ〜」
「へぇ〜、Nゲージでもこんなんあるんだ。でも海外製品でこれほどだから、高いんじゃないの?」
「まあ、バスコレってわけにはいかないんですが、1,800円です。とりあえず3種類ありますよ。 他にはこれ」
「これって実際に本物が走ってるんだよね、エゲレスで・・・・」
「イギリスです。」
「オレ エゲコレに転身しようっと・・・」
「イギリスだってば」
ダイキャスト製 Nゲージ リアルなバス
ところが思わぬ反響で、仕入れてもすぐなくなってしまうと言う事態に陥り、物によっては半年も「売切れ」状態が続き、ご迷惑を掛けることとなってしまいました。
常連のM様もその一人、
「店長、私ず〜〜っと待っているんですが、レトロモデルカーいつ入荷するんでしょうか?? ずっと売切れですよね〜」
「いや、それが・・・入って来るんですけど、人気の機種は一瞬でなくなっちゃうんです。申し訳ありません。」
「Mさん、予約していただくと確実なんですが・・・・」
「店長、それじゃお店を覗きながら、何にしようかなぁってワクワクしながら見る楽しみがなくなるじゃないですか」
「模型作りはね、まず車や建物とか、じっくり比べながらどんなレイアウトが出来るかなって、あれが良いかな、これが良いかなって探すのが醍醐味ですよ〜」
「だってジオラマパーツのおもちゃ箱 MSRじゃなかったんですか?」
「うううううう・・・・・・返す言葉がないぃぃぃぃ・・・」
「わかりました。 思い切っていっぱい用意してしまいましょう。どらえもんポケットのMSRです。」
と言うような経緯がありまして、Nゲージ ダイキャスト製レトロカー50種取り揃えました。
今回は昭和の情景ジオラマや、欧州スタイルのジオラマ、またいろいろな風景にお使いいただけるように、乗用車、バス、トラム、2階建てバス、オフロード車、タクシー、トラック、パトカー、軍用車、商用車、果ては農業トラクターまでご用意しました。
このシリーズの良いところは、ダイキャスト製で重量感があり、実にリアルに作り込んである事です。
プラスチック製ではやはりこの細工は出せません。
それと、国内で販売されているモデルカーには無い、Nゲージレトロ車がたくさんある事は嬉しいですね。
オースチン ロンドンタクシー レトロ
フォード レトロ
ランドローバー レトロ
「どうです。Mさん、今度はいっぱい揃えましたよ。売切れの心配なしです。」
「いや、店長さ、さっき赤い2階建てバスまとめて買わせてもらったんで売切表示になっちゃったよ。イギリスの風景作ってるんだよね、今・・・」
「げげっ・・・・・・なんだよぉ。また売切れで怒られるじゃないですかぁ」
「買って文句言われたの初めて・・・」
Nゲージ レトロ調 精密モデルカー 50種
昨日イギリスの取引先模型店から変わったものが届きました。
それはなんと「ハンドメイド Nゲージサイズ 漁船」でした。
いつも「変わった模型パーツない??」が口癖の私なので、取引先模型店のオーナーが探してくれたものです。
実は先月この模型店と連絡を取った時に・・・
「君はいつも、よそで売っていない物を仕入れたいと言っているから今度は変わった物仕入れてみるからね」
・・・・とオーナーが言っていたのを思い出しました。
とにかく物を確認とばかりに開けたのですが、「こっこっこっこれは〜」とニワトリになってしまいました。
それがこの写真です。
まさにハンドメイドですが、その割には妙に重量感と、迫力があります。
英国製だからですかねぇ・・・
船首に置かれたロープやウインチはけっこうリアルに作ってあります。
今までこんなハンドメイドNゲージパーツは見たことがなかったので、正直驚きではありますが、意外と貴重品かもしれません。
操舵室が白いタイプもあります。
手持ちのNゲージ人形を置いてみましたが、ぴったりサイズです。
ジオラマの港や海に置いてみると、実に味のあるジオラマができそうです。
せっかくなので、ショップに並べました。
ご興味のある方へお譲りします。
「ハンドメイド英国直輸入のNゲージ漁船がありましたぁ」